チリはアンデス山脈の西側を太平洋に面して延びる南北4270キロメートルに及ぶ、細長い国。
日本からは直行便は(おそらく)なく、店長も例にもれずアメリカ経由です。
日本から首都サンティアゴまで、なんと!所要時間25時間!!(ヨーロッパに往復できちゃいます…)
そしてさらに!ローズヒップの産地まではサンティアゴからセスナと車をさらに乗り継ぎ、
日本から現地までのトータル所要時間は30時間っ!!
買付・視察の度にかなりの覚悟が必要になります(笑)

  これが野生ローズヒップの収穫現場です!
 広い大地にぽつぽつと自然のローズヒップが自生しています。
 これが、オーガニックなどの栽培モノとの大きな違い。
 1本当たりの土地の広さが違うんです。野生のローズヒップの場合、
 広大な土地の養分をたっぷりと吸い上げます。
 だからこそ、ローズヒップティーにすれば深いコクが味わえ、
 ローズヒップオイルにすれば、生命力溢れる潤い・ハリ・弾力が
 与えられるのです♪



 また弊社が契約している会社は自社の保有する山か、
契約している個人所有の山から採れるローズヒップしか使用しません。そこでは、摘み取り職人さんが、実の大きさ、色、成熟具合などを
見極めて最高のタイミングで摘み取ります。
私たちが視察した時にも、同じ山でも木や枝ごとに摘むタイミングを
選別されていました。



 
 ローズヒップティーとローズヒップオイルの工場を視察しました。
工場の加工工程は以下のような工程で進みます。
<1>巨大なふるいで、枝や葉っぱなど余計なものをふるいます
<2>さらに、人の目で質の高いローズヒップだけに選別します
<3>ローズヒップを乾燥させます
<4>粉砕機にかけて、ローズヒップティーとローズヒップオイルのもととなる種をわけます
<5>種からオイルを抽出します。最初は赤茶けた色をしていますが、濾過に濾過を重ねて、ゴールデンオイルレベルといわれる、澄んだゴールドオイルになります。


 
今回の視察で一番うれしかったのは、
契約先の現地社長さんの「日本人のような職人気質」を改めて感じたことです。
「当社が使用するローズヒップの山地を限定しているのは、質の良いローズヒップしか使わないというこだわりの他に、「出所のわからないモノは使わない」というポリシーがあるからです。得体のしれないローズヒップを少したりともうちの商品に混ぜたくないんです。」と話されました。
まるで日本の志高い農家の方のようなセリフ。。。
チリのほとんどのメーカーさんのローズヒップティーやオイルを試した上で、
「絶対ここのがいい!」と確信して契約した会社でしたが、
「私たちの目に狂いはなかった!」とうれしくなりました。

 今回の視察は滞在実質2泊3日の強行日程。
なんとか全行程を終了し、日本への帰路につきました。
また30時間かけて。。。
本当に疲労こんぱいです。。。
日本に帰ってきてから2,3日動けませんでした(苦笑)